低用量ピルについての説明

低用量ピルについての説明(ピルの種類や副作用)

【低用量ピルには世代があります】

低用量ピルには黄体ホルモンの種類によって、第1世代〜第4世代まであります。

 

■第1世代ピル(ノルエチステロン)
第1世代は黄体ホルモン成分(ノルエチステロン)の作用が弱く、エストロゲンの避妊効果に依存していました。
エストロゲンを多く含んでいるため、血栓症、乳がん、子宮頸がんのリスクが高まる可能性があるという報告や、
肝障害などの副作用が報告されたため、WHOは卵胞ホルモン量を50μg未満にするように勧告しています。
そのため、卵胞ホルモン量を50μg未満に抑えた第1世代低用量ピルが開発されました。

 

■第2世代(レボノルゲストレル)
第2世代低用量ピルは黄体ホルモン成分(レボノルゲストレル)が開発され、エストロゲンに依存しない、作用が
強い黄体ホルモンであるため、第1世代に比べて副作用が少なくなりました。
ただし、男性化症状(アンドロゲン作用)が出てしまうという問題点がありました。
この解決方法としては、黄体ホルモン量を段階的に変化させることになります。
段階的に変化させる方法については【低用量ピルには相性があります】で説明します。

 

■第3世代(デソゲストレルやゲストデン)
第3世代低用量ピルとして男性化症状(アンドロゲン作用)を抑える黄体ホルモン成分(デソゲストレル
ゲストデン)が開発されました。
ただし、ここでは割愛しますが様々ないきさつがあり、日本では発売されていません

 

■第4世代(ドロスピレノン)
第4世代低用量ピルとして、利尿効果があり、体重増加やむくみ、ニキビの発生が少ないとされる黄体ホルモン成分
ドロスピレノン)が開発されました。
ただし、日本ではまだ発売されていません

【低用量ピルには相性があります】


低用量ピルには1周期中のホルモン量の変化によって、一相性ピル〜三相性ピルまであります。

 

■一相性ピル
21錠すべての錠剤に一定量の卵胞ホルモンと一定量の黄体ホルモンが入っているピルです。
21日間飲み続けて7日間休むという周期で服用します。
飲み忘れ防止に28錠タイプもあり、休薬期間の7日分にはホルモンの入っていない偽薬を飲むことになります。
一相性ピルには、マーベロンやオーソM、ファボワールなどがあります。

 

一相性ピル

 

■二相性ピル
一周期中の卵胞ホルモンと黄体ホルモンの用量を二相に変化させて、ホルモン量を調整したピルです。
前半の黄体ホルモンの量を減らしたものが二相性ピルとなります。
ホルモン配合の比率を女性のホルモンの動きに近づけていますので、女性の身体にやさしいピルとなっています。
ただし、飲み間違えをすると不正出血が起きたり、避妊効果が低くなったりするので注意が必要です。
二相性ピルには、マーベロンやエリオットなどがあります。

 

二相性ピル

 

■三相性ピル
一周期中の卵胞ホルモンと黄体ホルモンの用量を三相に変化させて、本来の自然のホルモンバランスにより近くなる
ようにホルモンを調整したピルです
3段階に黄体ホルモンの量を変えたものが三相性ピルとなります。
変化のさせ方は各製品によって異なります。
三相性ピルには、オーソ777 ・ トライディオール・トリキュラー・リビアン・アンジュ・ノリニール・シンフェーズなどがあります。

 

三相性ピル

【21錠タイプと28錠タイプがあります】

 

低用量ピルには、21錠タイプと28錠タイプがあります。

 

28錠タイプには、7錠の偽薬(主に鉄剤やビタミン剤)が付いています。
28錠タイプは毎日の服用を習慣付けて飲み忘れがないように考慮されたものです。

 

21錠タイプと28錠タイプ

【低用量ピルの種類】

 

錠数 世代 相性 製品名 備考
21 オーソM-21
21 エリオット21 3-5
21 トライディオール21 28錠タイプあり
21 1,2 トリキュラー 21 28錠タイプあり
21 マーベロン 日本での販売なし
21 ダイアン35 日本での販売なし
21 ヤスミン 日本での販売なし
28 オーソ777-28
28 ノリニールT28 日曜日開始
28 シンフェーズT28 日曜日開始
28 トライディオール28 21錠タイプあり
28 トリキュラー28 21錠タイプあり
28 リビアン28
28 アンジュ28

【低用量ピルの副作用】

 

飲み始めの2,3日は、つわりに似た吐き気やムカツキ、頭痛、むくみ、乳房の張りや痛みなどの副作用が

 

あります。

 

これらの症状が続くようであれば、服用を止めて医師に相談してください。

 

また、長期に服用することで、体重増加、頭痛、不正出血、ニキビ、多毛、下腹部痛、下痢、便秘、むくみ

 

など起こることがあります。

 

さらに稀ではありますが、血栓症や脳梗塞、心筋梗塞が生じやすくなりますので、服用については必ず医師の

 

指導を受けてください。

 

【低用量ピルとバストアップの関係】

 

ここまで、低用量ピルについて簡単にですが必要な情報を記載してきましたが、最近バストアップ目的で低用量

 

ピルを利用される方が増えています。

 

確かに妊娠した時の状況になるわけですから、多少は効果があるかもしれません。

 

でも、低用量ピルは避妊や月経周期を規則正しくしたり、月経痛を緩和したりするためのお薬です。

 

副作用についても説明しましたが、バストアップ目的でピルを服用することは絶対に止めてください。

 

バストアップしたいのであれば、バストアップサプリの選び方で紹介しているバストアップサプリをチェックしてみてください。

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